一体となれるか…?
こんばんは。
真夜中に考え事をすると
センチメンタルになったりして、
後で読み返して赤面するってよくありますが。
まぁ、それも良しとしましょう~

紡ぎ車の車輪を回すと連動してペダルが上下する。
ペダルに乗せた足は、
そのペダルの上下に合わせて動かす。
羊毛を手の中に優しくおさめ、
指先で撚りのかかった糸を軽くつまむ。

手紡ぎを始めたころは、
力任せにペダルを踏み、
羊毛をギュッと握りしめてしまい、
なかなか良い糸が紡げません。
また、あちこちに力が入ってしまい
疲れてしまいます

紡ぎ車、羊毛と体が一体になると、
心地良くて、いつまででも紡いでいられます。
癒しの時間です。
織りもそう。
シャトルを持つ手は力を入れず
サッと飛ばします。
機と体が一体となれば
足踏みのタイミングと筬を引き寄せるタイミングも上手く合い、リズミカルに動かせます。
幼いころ、少しバイオリンを習っていましたが、
同じだったように思います。
肩とあごの間でバイオリンを支えるのに
しっくりくる位置を見つける。
弓を持つ指先も力を入れず
柔らかく動かせる練習をする。
そして今
竪琴の場合、足の上に乗せて左の脇で支えるのに
グラグラしない位置を見つける。
道具や楽器と、体が、
一体化すると、とても心地良くなれます

話を拡げると、
人生の中でも同じ事が起こっているのかも。
新しい事を始める時
要らぬ力が入ってしまい、
バタバタともがいて、しんどい思いをしたりします。
ただ流れにひょいっと乗るだけで、
物事はスムーズに運ぶのかもしれません。
ある時、その「流れ」への乗り方がみつかり、
新しい挑戦にもリラックスして挑めるのでしょうね~
まだまだ私はもがいて力んでバタバタしていますが
いろいろやっていくうちに

きっと、流れに身を任せ、
宇宙との一体感を
覚える日が来ると信じています

竪琴の練習をしながら、
こんな事を考えていたのでした

ラ・メール
伊藤 実代子